免許返納の手続きとメリットを解説


1.免許返納の手続きとは
運転免許証の「自主返納制度」を活用しましょう。これは、運転免許証を自主的に返納できる制度で、運転経歴証明書を受け取ることができます。運転経歴証明書は、免許証の自主返納から過去5年間の運転履歴を証明するもので、身分証明書として使えます。さらに、マイナンバーカードに貼付できる「運転経歴証明書交付済シール」も導入されています。
2.免許返納の特典いっぱい
特典が豊富。地域によって異なりますが、タクシーや公共交通機関の運賃割引が一般的です。自治体のホームページで詳細を確認しましょう。
「高齢者運転免許自主返納ロゴマーク」を持つ店舗では、特典を受けられます。ただし、事前申請が必要です。


3.家族の安心が得られる
高齢のご両親を持つ方にとって、交通事故のリスクを減らすことは最も重要です。ただし、免許返納だけで安心とは言えません。家族と連携し、適切な移動手段を見つけるサポートが必要となります。交通機関などご両親のためにお調べしたくさんのコミュニケーションをとっていきましょう。
4.免許返納手続きの流れ
免許返納手続きは非常にシンプルです。必要なものを持って最寄りの免許センターまたは警察署に行き、申請を行うだけです。手続きについての詳細は、担当機関に問い合わせてみましょう。


5.免許返納時に必要なもの
手続きに必要なものは以下の3点です。
- 運転免許証
- 印鑑(自治体によっては不要)
- 運転免許取消・一部取消申請書(免許センター・警察署に用意されています)
運転経歴証明書を申請する場合は、以下の2点も必要です
- 交付手数料 1,100円
- 証明写真(3cm×2.4cm)
※自治体によっては、交付手数料の助成を行っている場合があります。
6.免許手続きは代理でも可
指定の委任状等が必要ですが、代理人でも免許返納の申請ができます。
上記の「免許返納時に必要なもの」以外に、以下の3点が必要です。
- 代理人の本人確認書類
- 委任状 兼 確認書(免許返納者が記載)
- 誓約書(代理人が記載)(自治体によっては不要)
上記に加え、代理人の印鑑があれば運転経歴証明書の交付も受けられます。

免許返納の手続きとそのメリットについて説明しました。家族やご両親との大切な会話にお役立ていただければ幸いです。